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Re: かなり判ってきました!(礼)

 投稿者:ケイケイ  投稿日:2009年11月 6日(金)18時53分55秒
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  > No.6760[元記事へ]

ヤマさん、こんばんは。

> ん? 被害者って、ケイケイさんから見ても、かづ子は被害者なんですか?
> 僕は彼女を被害者だとは思ってないんですが、やっぱ被害者なんでしょうかね。

いいえ。刑事から観た被害者です。

> たとえ八千草薫が演じていようとも(笑)。

私はこの役、八千草薫にふったのは、意味が大きいと思っています。
表面だけではない感想を皆さんがお持ちなのは、やはり彼女の女としての底力が大きかったと思うんですよ。

> 罵倒まではされないでしょうが、娘が傷つくとは思ったかもしれませんね。
> でも、僕は、かづ子が娘のことで気にしてたのは、体の不調を医師である娘にも
> 隠していることの疚しさだったように感じていたので、
> 入院を要するほどの不調なら、なぜ自分に相談してくれなかったのか、という形で
> 娘を傷つけてしまうことを気遣っていたように思ってます。

それはあったと思います。
母親が死ぬ事を望んでいる様な選択をしたというのは、医師ではなくても、普通なら子供として相当ショックだと思いますから。

> 「何も(しないでいてくれた)」と証言することは、娘に気遣いつつ出来る“庇い”なんですね。
> ふーむ。
> ケイケイさん的には「(悪いことは)何も(しないでいてくれた)」ということなんですね。
> なるほどねー。

そうです、そうです。
ありがとうございます(笑)。

> 「してくれなかった」と「しないでいてくれた」との大きな違いは、
> 悪事を主語に受けられる受けられないってとこだと気づきました(笑)。


> 勿論そうなりがちなものだと思います。
> そこのところをどれだけ払拭できるかが、普通人の及ばないプロの証なんですが、
> その職についているってことだけで得られるものではないですよね。

それはそうですね。
本人の素養、努力、色々ありますから。

> 並みの刑事ならそうでしょうし、敏腕刑事ならそうとも限らないでしょうし、
> 僕は、他の言動からしてあの刑事は後者のように感じていましたが、
> 実際彼がかづ子の証言をどう聴いたかは明示されてなかったように思います。

実は私は松重豊の刑事さん、実直な良い刑事さんだとは感じていますが、敏腕とは感じませんでした。どちらかと言えば、人間としての素直さの方が印象に残っています。

> あの程度でも異性視だというのが女性サイドの感覚ならば、
> 僕が若い頃から感じていた「自分は女性からあまり異性として見られない」との思いが
> 女性視点に立てば、けっしてそうではないってことが判るような気がしますね(たは)。

その通りですよ。
私はヤマさんが大阪に来られる時は、念入りにお洒落して行きますよ(^v^)。

> 僕は、全然「わざわざ」とは感じてなくて、むしろ「たまたま」と見てました。
> で、それって映画的“偶然”としての言わば約束事のようなもので、
> そこでご都合主義を言うべき場面ではないと思っています。

偶然ですか!全く思い浮かびませんでした(笑)。


> 無免許ながらも医師として村人に尽くし感謝されてきた何年かの蓄積によって
> 彼が“人を助ける現場職”というものに嵌っていることを示していたように感じました。
> 介護師であれ、看護師であれ、伊野が免許を持っているとは思えませんから、
> ある意味、止められなくなってもいるわけですよね。

看護も介護も国家資格ですから、逃亡中の犯罪者である彼は、取得出来ませんね。
また偽の資格証を作れば、別ですけど(笑)。
お茶を入れに来てたでしょう?
ヘルパーさんの補助のような仕事があるんですよ。
患者さんに食事を運ぶのは、そういう方には主だった仕事です。
これなら無資格でも大丈夫なので、私はそういう職についたんだと思いました。
この辺、監督はよく現場をリサーチしているなぁと思いました。

> まぁ、もしかしたら、ただ給食業者に雇われてただけだったのかもしれません。

給食というか、病院の調理は必ず病院内の厨房でしますから、調理の方は大手の給食会社の派遣さんが多いですね。そういうのもありかな?でもほとんど女性ですけどね。

> それだと「わざわざ」はあり得なくなりますが、そのいずれの職にしても
> “人を助ける現場職”であるのは間違いないですよね。

そうですね。
一般に医療関係と言いますが、すごくたくさんの人の手から成り立っていますから。

> 彼にそういう心根を授けたのは、やはり村の診療所で医師として過ごした年月なんだろうと思いました。
> そして、僻地医療に従事する職というものは、医師免許の有無に関わらず、そういうものなんだろうと思いました。

そうだと思います。
逃げ出さなかったのは、香川照之の言った、「愛」ですよね。

> 上にも書いたように、僕は専らこの作品を「資格を必要とされるプロとは何でどういうものなのか」
> を描いている映画として受け止め、かづ子を含めた村人とニセ医者の交流のほうに
> 重きを置いては観ておらず、かづ子と伊野の間にも何ら特別な関係を感じていなかったので、
> ラストシーンの見え方もそんなふうになったわけです。面白い違いでしょ(笑)。

でも様々な視点から観られると言うことこそ、この作品の上質さを感じさせますよね。

> だからこそ、それ自体が“特別な関係”を指し示しているというわけですよね。
> そうも言えるのでしょうね。でも、僕は上にも書いたように、そういう“個人的特別”よりも
> “職業的特別”を描き出そうとしている作品だと受け止めているので、
> 作り手がラストで“個人的特別”を前に出す気を持つはずがないと思ってしまうわけです。

なるほど。
食い違うと言うより、視点の違いですね。
ヤマさん視点なら、仰る事は全部理解出来ますよ(^−^)。
 
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